中3歴史「二度の世界大戦」で高得点を取るための勉強法を愛知の塾講師が解説します

こんにちは!
愛知の塾講師、梶川です!

今回の記事では中3歴史「二度の世界大戦」で高得点を取るための勉強法について解説していきます。

中3歴史の中でも、「二度の世界大戦」は苦手意識を持つ生徒が多い単元です。

その理由ははっきりしています。
覚える用語が多いですが、ただ暗記するだけでは点が伸びにくいからです。

この単元では、第一次世界大戦と第二次世界大戦を別々に覚える以上の整理が必要になります
その間に起きた世界恐慌・ファシズムの台頭・日本の中国侵略まで含めて、一本の流れとして理解する必要があります。

つまりこの範囲で高得点を取るために大切なのは、単語をバラバラに覚えることではありません。
時系列・因果関係・比較の3つを意識して「なぜ次の出来事が起こったのか」まで整理することです。

この記事では「二度の世界大戦」で定期テストの点数を伸ばすために、どこをどう整理して勉強すればよいのかを順を追ってまとめます。

目次

最初にやるべきこと

この単元で最初にやるべきことは、細かい用語暗記ではありません。
まずは次の流れを一本でつかむことです。

基本の流れ

第一次世界大戦 → 戦後処理 → 世界恐慌 → ファシズム → 第二次世界大戦 → 太平洋戦争 → 終戦

定期テストではこの流れのどこか一部分だけが切り取られて出ることもありますが、実際にはすべてつながっています

例えば第二次世界大戦を理解するには、その前の世界恐慌やファシズムの広がりを理解する必要があります
さらにその背景には、第一次世界大戦後の処理があります。

だからこそ年号を機械的に覚えるのではなく、前の出来事が次の出来事を生んだという関係で整理することが高得点への近道になります。

第一次世界大戦と第二次世界大戦

この単元で最初に混乱しやすいのが、二つの戦争の違いです。
ここは比較表で整理するとかなりわかりやすくなります。

比較する点第一次世界大戦第二次世界大戦
背景ヨーロッパ列強の対立世界恐慌後の不況、ファシズム、侵略拡大
きっかけサラエボ事件ドイツのポーランド侵攻
主な舞台主にヨーロッパヨーロッパに加えてアジア・太平洋地域
日本との関わり日英同盟を理由に連合国側で参戦中国・東南アジアへ進出し、アメリカなどと対立

この比較をしておくと、二つの戦争を混同しにくくなります。

整理のしかたとしては、次のように覚えるとスッキリします。

  • 第一次世界大戦
    = 列強の対立 → サラエボ事件 → 総力戦 → ベルサイユ条約
  • 第二次世界大戦
    = 世界恐慌 → ファシズム → 侵略拡大 → 世界大戦・太平洋戦争

この形で頭の中に入れておくと、記述問題や並べかえ問題にも対応しやすくなります。

第一次世界大戦

第一次世界大戦は、三国協商(イギリス・フランス・ロシア)と三国同盟(ドイツ・オーストリア・イタリア)の対立を背景に、1914年のサラエボ事件をきっかけとして始まりました。

ここで大事なのは、ただ「サラエボ事件がきっかけ」と覚えるだけではありません。
なぜ一つの事件が世界大戦にまで広がったのかを説明できるようにすることです。

答えは、ヨーロッパで同盟関係が複雑に結びついていたからです。
つまりひとつの対立が、それぞれの同盟国を巻き込み大規模な戦争へと発展したわけです。

また第一次世界大戦の特徴として必ず押さえたいのが総力戦です。
戦車・飛行機・毒ガスなどの新兵器が使われ、兵士だけでなく国民生活や経済全体を巻き込む戦争となりました。

定期テストでは、
「国民生活や経済も総動員した戦争」→ 総力戦
という形で出ることも多いので、意味までセットで覚えておきましょう。

戦後処理

第一次世界大戦の戦後は、1919年のベルサイユ条約でドイツに厳しい賠償や軍備制限が課されました。
またアメリカ大統領ウィルソンが民族自決を唱え、国際平和のために国際連盟が発足します。

ここも非常に重要です。
なぜならこの戦後処理が勝者に有利な内容で、ドイツ国内に強い不満を残したからです。
この不満がのちの第二次世界大戦につながる大きな要因になります。

つまり、

第一次世界大戦 → ベルサイユ条約 → ドイツの不満

という流れを押さえておくことが必要です。

また、日本については、

  • 二十一か条の要求
  • シベリア出兵
  • 大正デモクラシーの流れ

をセットで押さえておくと得点しやすくなります。
定期テストでは、世界の出来事と日本国内の政治・社会の変化が合わせて問われることが多いからです。

第二次世界大戦へ

多くの生徒が苦手にするのが第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、いわゆる戦間期です。
ですが、ここも歴史を理解する上では重要です。

1929年、アメリカで始まった世界恐慌によって世界中に不景気が広がりました。
各国は自国経済を守るためにブロック経済を行い、国際対立が深まっていきます。

この流れが理解できていないと、第二次世界大戦の原因が見えなくなります。

さらに、この不況の中で、

  • ドイツでは ヒトラー
  • イタリアでは ムッソリーニ

が登場し、独裁的で侵略的なファシズムが広がっていきます。

日本でも政党政治が弱まり満州事変、さらに日中戦争へと進んでいきました。

つまり戦間期は世界恐慌で苦しくなった各国が、対立と侵略を強めた時代とまとめると理解しやすくなります。

第二次世界大戦と太平洋戦争

第二次世界大戦は、1939年にドイツがポーランドに侵攻したことをきっかけに始まりました。
この直前にドイツとソ連が結んだのが独ソ不可侵条約です。ここは非常に頻出です。

定期テストでは、

  • 開戦のきっかけ
  • 重要な条約
  • 侵攻した国

を組み合わせて問われやすいので、セットで整理しておきましょう。

一方、日本は中国への侵略を続けながら東南アジアにも進出し、アメリカ・イギリス・中国・オランダによるABCD包囲網で圧力を受けます。
そして1941年、真珠湾攻撃によって太平洋戦争が始まりました。

ここで大切なのは、なぜ日本がアメリカと戦うことになったのかです。

その後日本にとっての大きな転換点となるのが、ミッドウェー海戦です。
ここから日本は劣勢になり、連合国の反撃が本格化します。

ヨーロッパではノルマンディー上陸作戦独ソ戦などによってドイツが追い詰められ、1945年に降伏しました。
日本も沖縄戦本土空襲で消耗し、広島・長崎への原子爆弾投下、さらにソ連の参戦を受け、ポツダム宣言を受諾して敗戦となります。

終戦直前では、ヤルタ会談ポツダム宣言も定番です。
このあたりは順番を問う問題が多いので、年表で整理することが効果的です。

テストで特に出やすい年号はここ

この単元では、次の年号と出来事は最優先で押さえたいところです。

年号出来事
1914年第一次世界大戦
1919年ベルサイユ条約
1929年世界恐慌
1931年満州事変
1937年日中戦争
1939年第二次世界大戦開始
1941年太平洋戦争開始
1945年終戦

この流れを頭の中でつなげておくだけで、並べかえ問題や記号選択問題にかなり強くなります。

高得点を取るための勉強法

おすすめは、次の4段階で整理することです。

① まず1本の年表を作る

第一次世界大戦から第二次世界大戦までを、一続きの流れとして年表にします。
これがこの単元の背骨になります。

② 人物・組織・条約を分類する

  • ウィルソン
  • ヒトラー
  • ムッソリーニ
  • ローズベルト

といった人物、

  • 国際連盟
  • 国際連合

のような組織、

  • ベルサイユ条約
  • 独ソ不可侵条約
  • ポツダム宣言

などの条約や宣言を整理します。

③ 因果関係を一文で言えるようにする

たとえば、
「世界恐慌で不景気が広がり、ファシズムが台頭した」
のように、短く一文で説明できるようにします。

④ 最後に一問一答+記述問題

知識確認だけでなく、「なぜ?」に答える練習までしておくと高得点につながります。

よくあるミスと対策

この単元でよくあるミスの例は、次の通りです。

  • 第一次世界大戦と第二次世界大戦の背景を逆にする
  • ベルサイユ条約とポツダム宣言を混同する
  • 国際連盟と国際連合を取り違える
  • 世界恐慌やファシズムを抜かして、日本の動きだけで覚えてしまう

対策として大切なのは、必ず世界全体の動き→日本の動きの順で整理することです。
日本史の単元だと思って日本だけを追うと、流れが途切れてしまいます。

まとめ|「二度の世界大戦」は流れをつかめば得点源になる

「二度の世界大戦」で高得点を取るには、用語暗記だけでは足りません。
二つの戦争の間にある出来事まで含めて、つながりで理解することが決定的に重要です。

特に、

第一次世界大戦 → ベルサイユ条約 → 世界恐慌 → ファシズム → 第二次世界大戦 → 太平洋戦争 → 終戦

という一本の流れを押さえると、選択問題・並べかえ・記述問題のすべてに対応しやすくなります。

歴史は暗記科目に見えますが、実際には流れをつかむほど点が伸びやすい教科です。
この単元でも「前の出来事が次にどうつながったか」を意識しながら勉強を進めることが、高得点への最短ルートになります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

愛知県で学習塾を運営しています。
塾講師として8年間、中学生を中心に勉強を指導してきた経験をもとにこのブログを書いています。

目次