
こんにちは!
愛知の塾講師、梶川です!
今回の記事では東邦高校の入試制度について解説していきます。
東邦高校は名古屋市名東区の私立高校です。
近年学力の伸びてきている人気校として
受験校の選択肢に入れている方も多いのではないでしょうか。
ただ、いざ調べてみると入試の制度がいくつもあって、
どの方式がわが子に合うのか分かりにくいと感じる方も多いかもしれません。
そこで今回の記事では、
- 東邦高校3つの入試制度
- 一般入試・推薦入試・特色入試のそれぞれの特徴
- 受験料や入学時のお金、出願の流れ
を順番に見ていきます。
東邦高校の入試は大きく、推薦/特色/一般の3つに分かれます
東邦高校の入試には、
大まかには推薦入試・特色入試・一般入試の3つの種類があります。
2027年度(令和9年度)の募集人員は次のとおりで、
募集は全体で588名です。
| 科・コース | 募集のめやす |
|---|---|
| 普通科 普通コース | 433名 |
| 普通科 文理特進コース | 40名 |
| 普通科 人間健康コース(男子のみ) | 35名 |
| 世界探究科 | 40名 |
| 美術科 | 40名 |
入試方式ごとに試験日と合格発表日が異なる点が注意です。
2027年度(令和9年度)の主な日程は、下の表のとおりです。
| 方式 | 出願登録 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦・特色 | 2026/12/9〜2027/1/8 | 2027/1/13 | 1/14 16:00 |
| 一般 | 2026/12/9〜2027/1/15 | 2027/1/21 | 1/26 16:00 |
推薦と特色は同じ1月13日、
一般はその約1週間後の1月21日に行われます。
出願はどの方式もインターネット出願です。



東邦高校は特色選抜が複雑です。
特色入試を受ける方は特に注意してください!
推薦入試のしくみ
推薦入試は、東邦高校を第一志望とするお子さん向けの方式です。
合格したら入学することが前提になります。
学力検査は国語・数学・英語の3教科で、記述式です。
英語にはリスニングがあり、これに面接が加わります。
普通科と世界探求科の生徒の面接は
グループ面接です。
一方、美術科を受ける場合は
3教科の試験と面接に加えて実技のデッサンがあります。
学科ごとに試験内容が異なりますので、
必ずご自身の学科の入試方法を確実に確認しておきましょう。



最近は一般入試を中心にマークシートの学校が多いですが、
東邦の推薦入試は記述式の試験です。
特色入試のしくみ
東邦高校の特色入試では、
科ごとに4種類の方式の入試が実施されています。
試験日はどの方式も推薦入試と同じ1月13日で、
学科試験は国語・数学・英語の3教科(記述式)です。
東邦高校では、
次の4つの型が用意されています。
- 世界探究科プレゼンテーション入試
- 愛知東邦大学教育学部内部連携入試
- 美術科特色入試
- 帰国生特色入試
世界探究科プレゼンテーション入試
世界探究科を志望する生徒向けの型です。
3教科の試験と個別面接(5分)に加えて、
プレゼンテーション(7分)があります。
プレゼンテーションのテーマは
「違いを生かせる社会とは」です。
パワーポイントの作品を事前に提出した上で、
世界中に数多くある「違い」をどのように活かし、認め合えば
豊かな社会を作っていけるのかについて発表する試験になっています。
愛知東邦大学教育学部内部連携入試
普通科を志望するお子さんのうち、
卒業後に愛知東邦大学の教育学部へ進みたい人向けの入試です。
幼児教育者や小学校の先生を目指すお子さんが対象になります。
選考は3教科の試験と個別面接(5分)で決まります。



入学後は愛知東邦大学との
高大接続プログラムの授業や行事に参加します。
美術科特色入試
美術科を志望するお子さん向けの型です。
3教科に加えて、
実技(鉛筆デッサン)があります。
与えられたモチーフと「手」を組み合わせて描く課題で、
時間は140分です。
入試の合否は英語・国語・数学の平均点に
実技(100点)を加えた200点満点で判定されます。
美術科ならではの実技の力を実際に確認する形の
試験となっています。
帰国生特色入試
海外での学びを経て帰国したお子さん向けの型です。
出願できるのは普通科普通コースと世界探究科で、
選考は3教科の試験と面接で行われます。
ほかの3つの型と違う特徴としては、
東邦高校や他の高校の一般入試と併願できる点にあります。
出願の際には
海外で在籍した学校の在籍証明書や成績証明書などが必要ですので
必ず用意しておきましょう。



東邦高校のある名東区は転勤による帰国生が多いので、
そのような生徒さんにも向いています。
一般入試のしくみ
一般入試は最大3校の私立高校を受けられる入試方式です。
公立高校が第一志望のお子さんが、
押さえの高校として受けるケースも多いです。
学力検査は英語・数学・国語・理科・社会の5教科で、
解答は全問マークシートです。
英語のリスニングや面接はありません。
ただし過年度生や他の私立高校も志願しているお子さん、
欠席が30日を超えるお子さんの場合は、
面接が行われることがあります。
美術科を受ける場合は、
英語・数学・国語の3教科に実技が加わります。



一般入試は5教科マークシートです。
転コース合格
普通科の文理特進コースを受けた生徒向けの制度です。
もし文理特進コースで合格が出なかった場合にも、
希望を出せばもう一度、普通コースでの合否判定も行います。
希望する場合は出願のときに、
文理特進コースを第1志望・普通コースを第2志望として
登録する必要があります。
転科合格
世界探究科を受けたにもかかわらず
合格判定が出なかった生徒向けの制度です。
さらに普通科の普通コースで判定を行い、
基準を満たせば普通科の生徒として合格できます。
転科合格制度を利用する場合は、
世界探究科を第1志望・普通科普通コースを第2志望として登録します。



転コース合格の学科版です。
繰り上げ合格
文理特進コースと世界探究科で、
定員に達しなかった場合に適用される制度です。
転コース合格・転科合格になった受験生のうち、
成績上位の人から順に電話で追加合格の連絡があります。
連絡は3月10日の12時〜15時ごろに行われます。
費用と出願の流れ
出願はインターネット出願です。
受験料と入学金は、
受ける科によって次のように変わります。
| 科 | 受験料 | 入学金 |
|---|---|---|
| 普通科・世界探究科 | 15,000円 | 200,000円 |
| 美術科 | 18,000円 | 260,000円 |
一般入試の入学金は、
入学金Ⅰ(20,000円)と入学金Ⅱに分けて納めます。
入学金Ⅱは普通科・世界探究科が180,000円、
美術科が240,000円です。
入学金はいったん納めたあとに、
愛知県から全額または上限20万円が補助されます。
また入学後の授業料は、
私立高校の授業料無償化の対象です。
2026年度から所得制限がなくなり、全世帯が対象になりました。
そのため実際に納めるのは、
おもに授業料以外の諸経費です。
入学金を除いた初年度の費用のめやすは、
無償化を反映すると次のとおりです。
| コース | 初年度費用(入学金を除く) |
|---|---|
| 普通科 普通コース | 345,697円 |
| 普通科 文理特進コース | 353,031円 |
| 普通科 人間健康コース | 365,885円 |
| 世界探究科 | 757,069円 |
| 美術科 | 510,441円 |
※2026年度入学生の実績にもとづく金額で、年度により変わる場合があります。



世界探究科と美術科が高めなのは、
授業料が普通科より高く、実習費などが加わるためです。
このほか2027年度からは、
放課後学習センター費用(1年生のみ54,000円)がかかります。
普通科の文理特進コースと人間健康コースでは、
この費用は任意です。
まとめ:わが子に合う入試方式の選び方
東邦高校の入試は、次のように選び分けるのが基本です。
- 東邦高校が第一志望で内申や基礎学力に自信がある → 推薦入試
- 探究のプレゼンや美術など、点数以外の強みがある → 特色入試
- 公立が第一志望で、私立を併願で押さえたい → 一般入試
どの方式にもメリットとデメリットがありますので、
この記事をもとに、お子さまにあった入試方式を探してみてください。
私立高校の一般入試の日程はこちらから確認できます。




