合格発表は、人生の分岐点です。
Webページを開いた、その一瞬でどの高校に進むかが決まります。
第一志望に受かったのか。惜しくも第二志望になったのか。
もちろん、これは大事です。
でも私は、もうひとつ——
合否以上に、長い目で人生を左右しやすい隠れた要因があると思っています。
この記事では、合格発表を迎える受験生と保護者の方に向けて、高校入試という集大成で見える「これからの一歩の踏み出し方」を整理します。
合否より先に知っておいてほしいこと:受験生は「4種類」に分かれる
ある先輩塾講師の方と話していたとき、こんな話題になりました。
「実は受験生には4種類の生徒がいる。
そして面白いことに、年が経って再会したとき、歩んでいる人生がはっきり違うことがある」
その4種類とは、次の通りです。
①努力して見事合格をつかんだ生徒
②努力せず、不合格だった生徒
③努力せずに合格できた人
④努力したにもかかわらず、不合格になってしまった人
ではこの中で、これからの人生を切り開いていける生徒とはどんな生徒でしょうか?
1番目と4番目はわかりやすいと思います。
1番目は①努力して合格した生徒、
4番目は②努力せず、不合格だった生徒です。
ここからが本題です。
「いい受験だったね」と声をかけたいのは…
では、③努力せずに合格できた人と④努力したにもかかわらず、不合格になってしまった人
この2人だったらどちらに「いい受験だったね」と声をかけられるか。
④努力して不合格になった生徒です。
しかも本人の自己評価ではなく、周りが見ても誰もが文句なく「努力した」と言えるレベルの努力をした子です。
そういう子に、私は言いたい。
結果は気にしすぎるなと。
もちろん「合格しなくてもいい」とは言いません。
一番いいのは、①努力して合格した子です。
ただ受験に結果はつきもの。
どんなに努力しても合格の枠から外れてしまう生徒はいます。
でも、その努力は——
高校受験より先の人生で、あなたを助ける力になります。
実話:勉強法がズレていて伸びなかった子が、半年で第一志望に受かった話
昔、うちの塾にこんな生徒がいました。
1日10時間勉強しているのに、成績が上がらない
私たちは見ていて分かります。
努力が足りないのではなく、勉強法がズレていたんです
「どうしても合格したい高校がある」。
その子は言いましたが、残り時間がない。
そこで勉強法をかなりドラスティックに変えました。
普通なら投げ出してもおかしくない大変さだったと思います。
でも、その子はついてきました。
後から「塾に入る前に、深呼吸しないと入れない時期もあった」と聞いて驚きましたが、それでも来てくれた。
そして結果、入塾半年で第一志望合格。
もし途中で投げ出していたら、見られなかった景色です。
たかが一年、されど一年。
その生徒は諦めなかった。
それが全てでした。
高校受験は人生を変える。でも「高校受験だけで人生は決まらない」
どの高校に行くかで、環境は変わります。
友人関係も、学び方も変わるでしょう。
でも同時に、はっきり言えます。
高校受験だけでは人生は決まりません。
- 第一志望に合格して、さらに努力して夢を叶える人
- 第一志望に受かったことで満足して、そこから転落する人
- 第一志望に落ちても、一念発起して大学受験で逆転する人
- 大学受験で叶わなくても、社会で大成功する人
- 逆に、落ちたことを引きずって腐ってしまう人
どれも、これからあなたが歩む可能性のある道です。
だからこそ、合否より大事な問いがあります。
合格発表の前に、自分に問いかけてほしい質問
合否を見る前に、これを自分に聞いてみてください。
- 「この一瞬一瞬を大切に勉強できたか?」
- 「合格という目標に向けて、一心不乱に進めたか?」
心の底から「YES」と言えるなら、少なくともあなたの受験は後悔のないものになっているはずです。
その自信を誇りにして、合否発表を見てきてください。

