名古屋市内公立校の現役合格率を徹底比較|進学校選びで見るべきポイント

名古屋市内の主要校の現役進学率を解説します!

こんにちは!
愛知の塾講師、梶川です!

今回の記事では名古屋市内公立校の現役合格率について解説していきます。

※この記事の情報は令和5年度(一部令和6年度)入試の進学実績をもとに解説しています。

高校選びというと「偏差値」や「校風」が先に話題になりますが、大学受験まで見据えるならもう一段深い指標が必要です。
実は同じ偏差値帯の高校でも、現役合格率や進学先の傾向は大きく異なります
学校の教育方針・校風・進路指導の重点が違うことの表れといえるでしょう。

結論から言うと「現役で進学したいのか」「あえて浪人も戦略に入れるのか」「自由な校風で自己管理できるか」で、おすすめの高校が変わってきます。

この記事では、

  • 現役志向の二強:向陽・瑞陵
  • 戦略的浪人文化を持つ明和
  • 自由な校風の菊里・千種
  • 上位校の現役合格率:桜台・名東・昭和

を順番に見ていきます。

目次

なぜ現役合格率で高校を見るのか

理由はシンプルで、現役合格率は学校の進路指導の姿勢や生徒の学習文化が数字として表れやすいからです。
さらに重要なのは、偏差値が近い学校でも現役進学率が大きく違うことがある点です。

偏差値が同じ=大学進学の強さも同じとは限らないのが、進学実績を見るうえで忘れてはいけないポイントです。

偏差値が同じでも現役率は大きく異なります

現役志向の二強:向陽高校と瑞陵高校

向陽と瑞陵は国公立・私立ともに現役合格率85%超という、名古屋市内でも特に高い数字を誇る2校です。

高校国公立現役率私立現役率
向陽88.7%89.4%
瑞陵85.2%90.5%

向陽高校:最難関大を現役で狙うのに強い

向陽高校の特徴は、最難関大学への現役合格力の高さです。

  • 名古屋大学:現役64名(国際科学科含む)で、瑞陵(31名)を倍以上引き離す
  • 名市大(32名)、名工大(15名)など上位大学でも瑞陵を上回る傾向

名古屋市内で最難関大への現役合格を目指すのに最良の選択肢」という位置づけの高校といえるでしょう。

瑞陵高校:安定して国公立を狙う堅実な進学校

瑞陵高校は、中堅国公立でも高い合格者数を出す堅実な進学校です。

  • 岐阜大(12名)、三重大(14名)など中堅国公立で向陽を上回る例もある

向陽が「最難関現役志向」、瑞陵は「現役国公立合格の安定感」という特徴の棲み分けが見えてきます。

明和高校:戦略的な浪人文化を持つトップ校

明和高校はトップ校にもかかわらず、現役合格率が相対的に低めに出ています。

項目数字
国公立現役率70.8%
私立現役率62.6%

ただし明和高校は比較的浪人に寛容な校風の学校です。
東大・京大・名大など最難関に進むために、浪人を選択する生徒が一定数いる文化の反映だと考えられます。

浪人合格の内訳例

  • 名古屋大学:47人中13人が浪人
  • 京都大学:17人中7人が浪人
  • 名古屋工業大学:22人中7人が浪人
  • 令和4年度 東大合格:12人中9人が浪人

つまり明和は、現役率だけで評価しにくいタイプの学校といえます。

明和は最難関を狙う生徒もおり、一定浪人が出ます

菊里・千種:自由な校風と自己管理の高校

菊里・千種は自由な校風で自主性を尊重する一方、向陽・瑞陵ほど現役率が伸び切らない傾向が見られます。

高校国公立現役率私立現役率
菊里76.9%83.7%

ここから読み取れるのは、菊里の進路は学校側が管理して引っ張るというより本人の計画力や習慣化(自己管理)の影響が一定数出てくるということです。

そのため、ある程度自主的な勉強が必要になります。
大まかな傾向としては千種高校も同じです。

自由な校風には自己管理力が必須です

上位校の現役合格率:桜台・名東・昭和

名古屋市内のいわゆる上位校と呼ばれる高校群は、現役合格率で非常に高い数字を出しているのが特徴です。

桜台高校:高い現役合格率+クリアなデータ公開

項目数字
国公立現役率87.2%
私立現役率88.5%

2024年度入試では名古屋大学14名が全員現役で合格という実績もあり、現役志向の強さが際立ちます。
桜台は進学実績に現役・浪人別・大学名まで詳細に明記しており、データ公開の姿勢からも進学実績への自信がうかがえます。

名東高校:5年分の現役・浪人別データを公開

名東高校は大学別の詳細こそありませんが、過去5年間の現役・浪人別人数を詳細に公開しています。
データに基づく進路指導の姿勢がうかがえる高校といえるでしょう。

昭和高校:国公立92.4%・私立95.8%の驚異の現役率

項目数字
国公立現役率92.4%
私立現役率95.8%

中堅校ながら驚異的な現役率を誇り、大学受験にかなり力を入れている高校です。
手厚い進路サポート体制の表れといえるでしょう。

この数字だと、少し偏差値を下げてでも確実に受かる大学を狙う生徒も多いかと思われます

昭和は自由な校風と現役志向を両立させています。

まとめ:現役志向・浪人覚悟・自己管理で選び方が変わる

名古屋市内の主要公立高校の現役合格率を振り返ります。

  • 現役志向の二強:向陽(88.7%/89.4%)・瑞陵(85.2%/90.5%)
  • 戦略的浪人文化:明和(70.8%/62.6%)、最難関への浪人選択が多い
  • 自由な校風+自己管理型:菊里(76.9%/83.7%)・千種も同傾向
  • 現役率が突出:昭和(92.4%/95.8%)・桜台(87.2%/88.5%)

偏差値や知名度だけでなく、お子さんの性格や進路志向に合う進学文化を持つ高校を選ぶことが大切です。
現役で進学したい」「最難関を狙ってじっくり浪人も視野に入れたい」「自分で計画を立てて勉強できる」といった価値観で、おすすめの高校は変わってきます。

志望校選びで迷われているご家庭は、ぜひ現役合格率という指標も参考にしながらお子さんに合う一校を探してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

愛知県で学習塾を運営しています。
塾講師として8年間、中学生を中心に勉強を指導してきた経験をもとにこのブログを書いています。

目次