【中1数学】「正の数・負の数」で高得点を取る勉強法を愛知の塾講師が解説します!

こんにちは!
愛知の塾講師、梶川です!

今回の記事では「正の数・負の数」で高得点を取る勉強法について解説していきます

中学1年の最初の数学の単元である「正の数・負の数」は、今後の文字式・方程式・関数につながる土台になる重要な単元です

この単元は、ただ計算ができればよいわけではありません。
定期テストでは意味の理解・数直線・大小比較・絶対値・計算・文章題への応用まで問われます。
幅広く問われやすいのが特徴です。

そのため、「なんとなく問題が解ける」状態では高得点は取りにくいです。
基本を正しく理解したうえで、順序よく練習することが大切になります。

この記事では、「正の数・負の数」で高得点を取るための勉強の仕方を、ポイントごとに整理して解説します。

目次

まず知っておきたいこと

「正の数・負の数」は最初の単元なので、計算中心のシンプルな内容だと思われがちです。
しかし実際には、多くの学校で次のようにかなり広い範囲がテストに入ります。

項目内容
① 正の数・負の数の意味反対の性質を数で表す考え方
② 数直線数の位置と大小の理解
③ 絶対値絶対値の定義が説明でき活用できるか
④ 大小比較どちらが大きいかを判断する力
⑤ 加法・減法符号に注意して計算する
⑥ 乗法・除法・指数符号のルールに注意
⑦ 四則混合計算計算順序を守る問題
⑧ 仮平均基準との差を利用する問題
⑨ 素数・素因数分解応用問題として出やすい

このように、意味の理解から計算、応用まで一通り出るのがこの単元です。
だからこそ、最初から「計算だけやればいい」と考えるのは危険です。

高得点の第一歩

この単元で最初に大切なのは、「負の数は反対の性質を表す数」だと理解することです。

たとえば、

  • 3m上 → +3
  • 3m下 → -3
  • 5点増えた → +5
  • 5点減った → -5

のように表します。

ここで重要なのは、何を基準にしてプラス・マイナスをつけるのかということです。
基準になるのは0です。

文章題で強い生徒は、問題文を見たときに
「これは何を基準にしているのか」
「どちらがプラスで、どちらがマイナスなのか」

を自然に考えられます。

逆にこの部分があいまいなままだと、後半の利用問題で失点しやすくなります。

数直線と大小比較

次に重要なのが、数直線大小比較です。

正の数・負の数では、
「数直線上で右にあるほど大きい」
という原則がすべての土台になります。

たとえば、数直線では次のように並びます。

小さい ← -4 -2 -1 0 1 3 5 → 大きい

この図から分かるように、負の数どうしでは、左にある数の方が小さいです。
つまり、-5 と -2 なら -5 の方が小さいことになります。

ここは感覚で逆に考えてしまう生徒が多いところです。
そのため、迷ったときは感覚で判断せず、必ず数直線に戻る習慣をつけることが大切です。

小数や分数が入っても、考え方は変わりません。
数直線で位置を考えれば、大小比較は安定します。

絶対値は必ず定義から理解する

絶対値も定期テストでよく出る重要事項です。

絶対値とは、その数の0からの距離を表します。
したがって、

  • +3の絶対値は 3
  • -3の絶対値は 3

となります。

ここで大切なのは、
「絶対値は距離だからマイナスにならない」
という理解です。

絶対値は用語問題として出やすく、基本問題で落としたくないところです。
単に答えを覚えるのではなく、意味を言葉で説明できるところまで仕上げておくと安心です。

正負の数の加法・減法

計算分野では、まず加法(足し算)・減法(引き算)を確実にすることが大切です。

基本ルールは次の通りです。

計算の種類考え方
同符号の加法絶対値を足して、符号はそのまま
異符号の加法絶対値を引いて、絶対値の大きい方の符号をつける

さらに、減法(引き算)は加法(足し算)に直して考えると整理しやすくなります。

たとえば、

  • 5 – (-3) = 5 + 3
  • -2 – 7 = -2 + (-7)

のように変形します。

引き算をそのまま計算しようとするとミスが増えます。
ですから、引き算を見たら、まず足し算に直すという流れを身につけることが、高得点への近道です。

3つ以上の加法・減法は、順序の工夫で差がつく

三つ以上の数の加法・減法では、順序を工夫する力が得点差になります。

たとえば、

-7 – 12 + 3

なら、

-7 + (-12) + 3
= -19 + 3
= -16

のように整理できます。

このとき大切なのは、同じ符号の数どうしを先にまとめることです。
式を見たまま勢いで計算するのではなく、符号ごとに整理することで、ミスを大きく減らせます。

正負の数の乗法・除法

次に固めたいのが、乗法(掛け算)・除法(割り算)の符号ルールです。

(+)×(+)=(+)
(+)×(-)=(-)
(-)×(+)=(-)
(-)×(-)=(+)

これは割り算でも同じです。

ここで多い失点は、計算自体は合っているのに、答えの符号だけ間違えることです。
特に、かっこが多い式、分数や小数を含む式、3数以上の計算では符号ミスが増えます。

そのため練習では、途中式を省略しすぎないことがとても重要です。
頭の中では分かっていたのに間違える原因の多くは、途中の整理不足です。

高得点を取る生徒は、文章題の処理がうまい

さらに、この単元で差がつきやすいのが文章題です。

たとえば仮平均の問題。

「Cさんの点数を74点としたとき、Aは+5、Bは-3…」
というような問題では、差を正負の数で読み取り、実際の点数に直して平均を求めます。

このタイプの問題では、次の2点が特に重要です。

  • 何を0と考えるか
  • どの数が基準との差なのか

ここが整理できると、文章題はかなり解きやすくなります。

正負の数は、気温の変化、得点差、エレベーターの上下、海抜、収支など、身近な場面に結びついています。
こうした場面を正負の数で表す練習をしておくと、文章題でも強くなれます。

高得点を取るための勉強の順番

この単元を勉強するとき、最も効果的なのは、次の順番で固めることです。

勉強の順番内容
① 理解用語、正負の意味、数直線、絶対値、大小比較
② 基本計算加法・減法、乗法・除法
③ 混合計算四則混合、計算順序、符号処理
④ 文章題基準との差、仮平均、場面の読み取り、素因数分解

いきなり難しい問題に進むより、まずは土台を完璧にすることが大切です。
特に、用語・数直線・絶対値・大小比較があやふやなままだと、計算や文章題で崩れやすくなります。

間違い直しで大切なこと

この単元では、ただ解き直すだけでは成績は上がりにくいです。
間違えたときは、「なぜ間違えたのか」を分類することが重要です。

おすすめなのは、次のように分けることです。

ミスの種類
符号ミスプラス・マイナスを逆にした
かっこの処理ミス引き算を足し算に直せなかった
大小比較の勘違い負の数どうしの大小を逆にした
問題文の読み違い基準の数を取り違えた

特にこの単元で最も多いのは、
「分かっていたのに、符号だけ間違えた」
という失点です。

だからこそ、見直しでは答えそのものより、まず符号が合っているかを優先して確認すると効果的です。

テスト前の最終チェック

テスト前は、次の5点を確認しておくと仕上がりが安定します。

最終チェックリスト

  • 基本用語をすぐ答えられるか
  • 数直線と大小比較で迷わないか
  • 加減乗除の符号ルールを瞬時に使えるか
  • 四則混合で計算順序を守れるか
  • 文章題を式にできるか

まとめ

「正の数・負の数」は、中1数学の入口にある単元です。
しかし、ただの導入単元ではありません。

この単元で高得点を取れる生徒は、その後の文字式や方程式でも伸びやすくなります。
逆に、ここをあいまいにしたままだと、次の単元で苦しくなりやすくなります。

だからこそ、この単元は
最初の得点源であり、同時に今後の基礎でもある重要単元
なのです。

高得点を取るためには、
意味を理解すること
数直線で考えること
符号のルールを正確に使うこと
そして文章題で基準を整理することが欠かせません。

焦って難しい問題に進むのではなく、
理解 → 基本計算 → 混合計算 → 文章題
の順で丁寧に固めていきましょう。

それが、「正の数・負の数」で高得点を取るいちばん確実な勉強法です。

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この記事を書いた人

愛知県で学習塾を運営しています。
塾講師として8年間、中学生を中心に勉強を指導してきた経験をもとにこのブログを書いています。

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