【2026年度】愛知県公立高校入試 理科の総評を名東区の塾講師が解説します

こんにちは!
名東区の進学塾アクセルの梶川です!

今日は「2026年度愛知県公立高校入試、理科の総評」について書いていきます。

愛知県公立高校入試が無事終わりました。
受験生の皆さん、おつかれさまでした。

今回は理科の問題について、現時点で問題を確認した段階での講評をお伝えしていきます。

目次

今年度の理科の全体的な印象

今年度の理科は、若干計算問題が多かったような印象です。
少し難しく感じた人も多かったのではないかと思います。

ただし見た目の難しさに惑わされず丁寧に解き進めれば、得点できる問題も多く含まれていました。
全体を通じて知識の丸暗記よりも、思考力を見たいという作問者の意図が強く感じられた入試でした。

理科の大問構成

理科は毎年以下の構成になっています。

  • 大問1・6:小問集合(4分野から1問ずつ)
  • 大問2:生物分野
  • 大問3:化学分野
  • 大問4:物理分野
  • 大問5:地学分野

小問集合が他の問題をサンドイッチしている形です。
今回はまず大問1と大問6をまとめて見ていきましょう。

大問1・6:小問集合

大問1:物理(音)と生物(遺伝)

大問1は物理の音の問題と生物・遺伝の問題でした。
どちらもぱっと見では見たことのないような問題に見えますが、内容自体は入試の中では比較的基本寄りの問題です。

重要なのは知識量よりも、正しく文章を読み込んで適切に条件を整理できるかどうかです。
他の科目でも同様の傾向が見られましたが、知識よりも思考力を問いたいという作問者の意図が強く感じられる問題でした。

「見たことがない形式だから難しい」と即断せず、問題文の条件を丁寧に読み解いて整理することが、こうした問題では最も重要なアプローチです。

大問6:化学(質量保存の法則)と気象

(1) 質量保存の法則

大問6の(1)は化学、質量保存の法則に関する問題です。

定期テストでよく見られる問題と一見違うように見えますが、原理が同じであることに気づくことができれば十分に正解できた問題です。
柔軟な思考力が試されました。

(2) 気象分野(湿度の計算)

(2)の気象分野の問題は若干条件が複雑ではありますが、それを除けば一般的な湿度の計算問題として見て良いでしょう。

湿度の計算は入試対策でも頻出の内容です。
落ち着いて条件を整理することが重要になった問題でした。

大問2:生物(人体)

大問2は生物分野の中では比較的苦手な生徒が多い印象の人体の単元からの出題でした。

しかし(1)から(3)までは定期テストでも問われることの多い知識が中心ですので、この分野の知識がしっかり固まっている生徒は問題なく解けたと思います。

(4)も若干マイナーな知識ではありますが、教科書にも記載のある内容ですので問題としてとても難しいとまでは言えません。

見た目に惑わされないことが大切

苦手意識を持つ生徒が多い分野だけに、問題自体の難易度調整は十分にされている印象でした。
問題の見た目に惑わされず果敢に取り組んでもらえれば、しっかり得点できたという生徒も多かったのではないかと思います。

「人体は苦手だから」と最初から諦めず、問題文を丁寧に読んで一つひとつ確認していく姿勢が重要でした。

大問3:化学(中和と電気分解)

大問3は化学の中和と電気分解に関する問題でした。
プロセスが2段階になっているため若干複雑に見えますが、小問に目を移すと(1)と(2)は基本問題です。

ここは確実に取り切りましょう。

(3)(4):応用問題の見極めが重要

(3)は愛知県の化学分野では比較的出やすいタイプの問題です。
ポイントになるのは、物質や水溶液が中和・完全反応したポイントを特定できるかどうかです。

ここから難易度が上がってきますが、この応用問題はある程度パターンが見られるのもまた事実です。
過去問で中和の応用問題を繰り返し練習してきた生徒には、取り組みやすかったはずです。

今回は電気分解というもう一つ別の要素が加わっていたため、考えることが少し多い点は注意が必要でした。
(3)(4)については、自分の実力を見て取れるかどうかをしっかり見極めることが重要です。

難しいと判断した場合は、確実に取れる問題に時間を集中させる判断も立派な戦略です。

大問4・5:物理と地学

今年度の入試問題で計算問題が多く見えたのは、この物理と地学の2分野が比較的計算問題に偏っていたことが大きな要因だと考えられます。

見た目に惑わされず丁寧に解く

ただし見た目によらずある程度標準的な内容で出題されていますので、ひとつひとつ丁寧に解いていけば解ける問題も十分に見つかってきます。

大問4:物理

物理の(1)・(2)は基礎・標準的な計算問題です。
ここは確実に得点したいところです。

(3)もしっかり図が書ければ解ける標準的な問題でした。
物理の問題では、問題の状況を図に整理することが非常に有効です。
「図を書く」という習慣が身についていた生徒は、落ち着いて解けたはずです。

大問5:地学

地学分野でも、地震の速さに関する問題は定期テストや入試対策でも十分に練習してきた内容です。
焦らずにその知識を頭の中から掘り起こせたかどうかがポイントになりました。

過去問や模試で地震の計算問題に取り組んできた生徒は、落ち着いて対応できたはずです。

時間配分と問題の取捨選択

特に理科・社会は大問数が多く、時間の割に解くべき大問が進んでいないと焦りにつながりやすい科目です。

しかしそういう時こそ、落ち着いて「じっくり解ける問題」と「飛ばす問題」を見極めることが重要です。
焦りの中でも冷静な判断ができるかどうかが、理科の得点を大きく左右します。

難しそうに見える問題の中にも、必ず解ける問題が見つかってきます。
全ての問題を完璧に解こうとするのではなく、自分が確実に得点できる問題を見極めて丁寧に解き切る姿勢が大切です。

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この記事を書いた人

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