中学生の相談で多いのが勉強法について。
「毎日勉強してるのに、点数が上がりません」
「時間はかけてるのに、なぜか点数が下がりました」
こういったご相談をよくいただきます。
この原因は努力不足というより 努力の向きがズレていることがほとんどです。
今回は、成績が上がらない子がやりがちな NG勉強法が3つご紹介します。
ここを直すだけで、同じ勉強時間でも結果が変わります。
まとめ:成績が上がらないNG勉強法3つ
- NG① ノートにまとめる:時間は多くかかるのに解けるようにならない
- NG② 単語をだらだら書き続ける:回数・時間が目的化して暗記効率が落ちる
- NG③ 睡眠不足:翌日の集中力と学習効率を落とし、試験本番にも悪影響
どれも共通しているのは、勉強の目的(解ける・書ける状態)からズレていることです。
NG勉強法① ノートまとめ
なぜダメ?:問題を1問も解かずに時間が消える
ノートまとめは「膨大な時間を消費する割に、問題解決能力に直結しない」ものです。
早い子でも1教科2〜3時間、5教科で15時間以上(20〜30時間になるケースも)を使うのに、その時間は「問題を一問も解かずに」終わってしまいます。
その時間を問題を解く時間に当てていたら何問解けたでしょうか?
さらに、色分けやレイアウトで達成感が出る分、勉強した気が最大化しやすいです。
しかしノートを閉じて問題を解くと「見たことはあるのに解けない」になりがち。
これはアウトプット不足が原因です。
じゃあ何をすればいい?:「×を○にする時間」が成績を上げる
成績が上がるのは ×の問題を○にしているとき。
つまりこの前間違えた問題を解けるようにしているときです。
ノートを作っている時ではなく
「問題演習→間違い直し→自力で解ける」というプロセスが学力を上げます。
NG勉強法② 単語をだらだら書き続ける
典型例:「10回書きます」「20分やります」
英単語や漢字でありがちなひたすら書く暗記も、やり方次第で非効率になります。
生徒に「その単語をどうなるまで書くの?」と聞いたとき、
「10回書く」「20分続ける」と答える生徒は回数・時間が目的化している状態になっています。
正しい答えが「見なくても書けるまで」覚える
大事なのは作業量ではなく、到達状態(ゴール)です。
「覚えられるようになるまで」「何も見なくてもスラスラ書けるようになるまで」覚える。
こう考えて暗記に取り掛かれるのが理想的です。
コツ:自分がどれくらい覚えられているかによって回数を変える
- 簡単:”apple”のような単語(書かない or 2〜3回で十分)
- 難しい:”astronaut”のような単語(10回、20回と書いて覚えても良い)
のように、単語の難易度で練習量を調整するとよいです。
理科社会の用語にも同じ考え方が当てはまります。
NG勉強法③ 睡眠不足
睡眠を削ると起きること
睡眠不足はさまざまな負のことが起こります。
- 翌日の授業中の集中力を落とす
- 家庭学習の質を落とす
- 生活リズムを崩し、夜更かしが常態化する
- 試験当日に頭がぼーっとして実力を出せない
「四当五落」は科学的に否定されている
昔は「受験は四当五落(4時間睡眠なら合格、5時間なら不合格)」なんて言われていた時代もありましたが、
現代では科学的に間違いとされています。
むしろ、睡眠確保が質の高い学習の土台だと考えられています。
遅くとも12時には布団に入る
「どんなに勉強が長引いても遅くとも12時には布団に入れる状態を作る」ことが大切です。
とくに、受験当日は十分な睡眠時間を確保しましょう。

