入試当日、合否を左右するのは「学力」だけではありません。
点数には直結しないのに集中力をゴッソリ奪うミスが、実際に起こります。
重要なのはこういった「学力以外のミス」をできる限り防いでいくことです。
今回の記事では受験生・保護者が前日までに潰せる失敗を塾講師目線で書いていきます。
本番のパフォーマンスを下げる失敗
動画で紹介されている失敗は次の3つです。
どれも「学力の問題ではない」のに本番パフォーマンスを下げるのが怖いところです。
1. 体温調節の失敗:カイロの貼りすぎで“暑さ地獄”になる
実際の事例
寒さ対策で貼るカイロをたくさん貼って行ったら席がたまたま日当たりの良い場所だった。
その結果、汗だくになって試験に集中できなかった。
なぜ起きる?
試験会場は廊下側で寒いこともあれば窓際・日当たりで少し暑いこともあります。
つまり寒い前提だけで対策をすると、体温調節がうまくいかず集中力が下がることがあります。
どう対策する?
- 基本は重ね着で調整するとベストです。(カーディガンなどがおすすめです。)
- カイロは「貼るカイロ」より「貼らないカイロ」を中心にして、調整できるようにする。
- どうしても貼るカイロを使うなら最小限に。
2. 交通計画の不備:電車の乗り継ぎの調べが甘かった
実際の事例
私が高校生だった頃の話です。
受験の日は高校が休みのため電車に乗って用事に出かけていたことがありました。
その際、とある名鉄の駅で、
「次の駅で8両編成の電車を切り離し → 前4両は〇〇行きの急行、後4両は△△行きの普通」
といった駅員さんのアナウンスが。
ホームの離れた場所にいた受験生がどの電車に乗ればいいか分からずパニックになっていました。
なぜ起きる?
名鉄などでは朝ラッシュ時などに、途中で種別が変わる/車両が切り離されるなどの運用があります。
さらに、駅・バスでありがちなことがこれです。
- 地下鉄の出口を間違えて受験会場にたどり着けない
- バス停が同じ名前でも乗り場が複数に分散している
- 駅を出たら2つ最寄りの高校があり、どちらに行けばいいかわからなかった
どう対策する?
最善策:下見で受験会場まで実際に行く
- 一度、同じ時間帯に会場まで行ってみる
→ 当日道に迷うリスクがかなり減ります。
次善策:下見できない人はメモを細かく残す
- 乗る電車:何号車の何番目の扉
- 降りる駅:何番出口が最短か
- バス:何番乗り場のどこ行きなのか
といった内容を紙のメモに残しておき、受験会場に着くまでポケットに入れておくこともおすすめです。
3. 食事選択のミス
実際の事例
「勝つ」→「とんかつ」で前日に食べたところ、
胃もたれになってしまい集中力が下がったという話もちらほら聞かれます。
なぜ起きる?
「試験前日は緊張で消化機能が落ちやすく脂っこいものが負担になりがち」という説明はよく見られます。
「緊張状態だと消化器系が働きにくい」という点からも注意です。
また、揚げ物は消化に負担がかかるので、直前は避けるのが無難とも考えられます。
一生に一度の高校受験です。
集中できない原因を極限まで減らすことが大切です。
対策
- 直前に消化の悪い食べ物は避けましょう。
- げん担ぎをしたいなら「入試1週間前」など余裕のある日にずらしましょう。
- 基本は食べ慣れたいつも通りの食事で。

