こんにちは!
名東区の進学塾アクセルの梶川です!
今日は、愛知県公立高校入試における、オススメしない掛け合わせについて書いていきます。

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愛知県の公立高校入試は「複合選抜制」という全国的にも非常に珍しいシステムです。
この特殊なシステムだからこそ、学校の掛け合わせが合否や入学後の生活を大きく左右します。
「どうせ2校受けられるなら、偏差値が近い学校を2つ選べばいいんでしょ?」と安易に考えていませんか?
実は、それが大きな落とし穴になる可能性があるのです。
今回は塾講師の視点から見た避けるべき3つのNGパターンと、戦略的な組み合わせの考え方を詳しく解説します。
愛知県公立高校入試の特殊性を理解する
まず、愛知県の入試システムの特徴を押さえておきましょう。
AグループとBグループ
愛知県では公立高校がAグループとBグループに分かれています。
また尾張地方は高校の数が多いため、さらに各グループの中に1群、2群があります。
そのため名古屋市を含む尾張地域では
1群Aグループ
1群Bグループ
2群Aグループ
2群Bグループ
という4種類の学校があります。
尾張地区では1群AグループとBグループから1校ずつ、または2群AグループとBグループから1校ずつ受験することができます。
三河地区の場合はAグループとBグループから1校ずつ受験ができます。
2023年度からの大きな変更点
ここで重要なのが、2023年度(令和5年度)入試からの大きな変更です。
以前の制度
- A日程とB日程で2回、別々のテストを受験
- 1回目がダメでも2回目で挽回のチャンス
現在の制度
- 1回きりの共通テストで2校の合否を判定
- テストは1回しかないため、その点数で両方が決まる
この変更により、学校の組み合わせ方の戦略が変わりました。
NGパターン1
最初のNGパターンは、校風が真逆の学校を組み合わせることです。
具体例
- 第1志望:自由な校風の学校
- 第2志望:管理が厳しい校風の学校
あるいはその逆のパターンです。
なぜ避けるべきなのか
「どちらかに受かればいいんだから、校風は関係ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、高校は家よりも長く過ごす場所です。
高校生の1日
平日は朝8時から夕方4時、部活をすれば夜7時まで。
週5日間、年間約200日。
これを3年間続けます。
生徒によっては、家で過ごす時間よりも学校で過ごす時間の方が長いです。
環境が合わないことのリスク
環境が合わないことが原因で、せっかく進学校に入っても高校を中退してしまうケースが実際に存在します。
実際のケース
- 自由を求める子が管理型の学校に入り、窮屈さに耐えられず不登校に。
- 管理されることで安心するタイプの子が自由な学校に入り、何をしていいか分からず迷走。
- 学校の雰囲気に馴染めず、高校を中退することに。
これらは決して珍しいケースではありません。
自分のタイプを知る
校風の選択は、自分の性格タイプを理解することから始まります。
協調性が高いタイプの子
- ある程度のルールや枠組みがあった方が安心する
- 学校がレールを敷いてくれる、管理型の高校の方が伸び伸びできる
- 自由すぎると何をしていいか分からなくなる
自立性が高いタイプの子
- 自分で考え、自分で決めることを好む
- 管理されすぎると窮屈で才能が死んでしまう
- 「自由な校風」でこそ力を発揮する
安易な理由で選ばない
単に「家から近いから」「制服が可愛いから」という理由だけで高校を選ぶのは危険です。
自分のタイプと合わない校風の学校を選んでしまう場合があります。
第2志望であっても、3年間通う可能性がある学校です。
校風のミスマッチは将来的な大きなリスクになります。
高校を掛け合わせる時点で自分に合う校風の学校を把握しておきましょう。
NGパターン2
2つ目のNGパターンは、同じ学力レベルの高校を2つ並べることです。
なぜ以前は問題なかったのか
以前の制度では試験が2回(A日程・B日程)ありました。
そのため1回目の試験結果が良くなかったとしても、2回目で挽回して片方に滑り込むことが可能でした。
「2回試験があるから、同じレベルの学校を2つ受けよう」という戦略が成り立っていたのです。
現在の制度での危険性
しかし現在は、1回きりの共通テストの点数で両方の合否を判定します。
つまりその点数がボーダーラインに届かなければ、両方とも不合格になるリスクが高くなっています。
解決策:2つのパターン
この問題を解決する方法は、主に2つあります。
パターン1:公立高校どうしの偏差値をずらす
第1志望と第2志望の間に、しっかりと学力的な「差」をつけておくのがオーソドックスな戦略です。
例えば:
- 第1志望:偏差値60の挑戦校
- 第2志望:偏差値55の安全校
こうすることで、当日のテストで多少点数が下がっても、第2志望には合格できる可能性が高まります。
パターン2:私立高校は確実に合格を取れる高校にする
滑り止めの私立高校への進学に納得できていれば、公立は強気で同等レベルの2校を受けても問題ありません。
「公立はチャレンジ、本命は私立」という戦略も十分にアリです。

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