【2026年度】愛知県公立高校入試 国語の総評を名東区の塾講師が解説します

こんにちは!
名東区の進学塾アクセルの梶川です!

今日は「2026年度愛知県公立高校入試、国語の総評」について書いていきます。

2026年度の愛知県公立高校入試が終わりました。
受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

今回は現時点で問題を確認した段階でわかることについて、国語を中心に総評していきます。
なお国語は本文が著作権の都合上、現時点では公に公開されていないため問題文を中心に見ていきます。

目次

大問1:論説文

例年通りの構成で落ち着いて解ける問題

大問1は例年通り論説文の問題です。
情報に関するテーマの文章が課題文として出されました。

ただし、公立入試の範囲であれば、このテーマに精通している必要はありません。
あくまで本文に書かれていること、そして筆者の主張は何かという点を中心に見ていけば解ける問題です。
この軸をブラさないようにしましょう。

知らないテーマ、馴染みのないテーマが出てきたとしても、焦る必要は全くありません。

問題構成の特徴

問題の構成も基本的に例年通りでした。

問題の前半は文章の一部分を集中的に見て、具体的な箇所から解いていく問題。
後半は難易度が上がり、問題文全体を抽象的に読み取れているかを確認する問題という構成です。

(1)接続詞の問題

(1)に接続詞の問題が入ってくるのも、よく見られるパターンです。
過去問を解いていた生徒はそこまで焦ることもなかったのではないでしょうか。

A、Bの前後の文脈を見て適切な単語を選ぶ問題ですが、今回はA、Bに同じ言葉が入るという形になっていたため、ヒントを多くくれていました。
落ち着いて解けた生徒が多かったのではないかと思います。

(2)(3)具体的な箇所から読み解く問題

(2)の内容合致、(3)の文章挿入問題ともに、よく出るお決まりのパターンです。
過去問でこのパターンを集中的に対策できていた生徒は比較的有利だったと思います。

ここは確実に得点を積んでおきたい部分です。

(4)(5)文章全体の内容を読み取る問題

(4)、(5)は文章全体の内容を読み取る問題で、筆者の主張を抽象的に読み取る力が試されます。

ここが取れるかどうかで、上位・トップ校に食い込めるかどうかの差がついてくる問題です。

問題の傾向としては(4)、(5)ともにしばしば見られる傾向でした。
ただ(5)の形式はほんの若干ではありますが馴染みが薄かったかもしれません。

ただし接続詞や文脈に注意して落ち着いて解けば十分得点できる問題ですので、焦らずじっくり解けた生徒は得点できたはずです。

大問2:漢字と語句

文法からの出題なし

今年度は文法からの出題はありませんでした。

愛知県の入試では、四字熟語で過去問の問題と同じ熟語が数年後に出てくる傾向があります。
今回の「一長一短」や「質実剛健」もその典型例です。

こういったところは確実に取り切っておきたいところです。
過去問を丁寧に学習していた生徒には、見覚えのある熟語として得点源になったはずです。

漢字・語句は努力が直結する分野ですので、来年度以降の受験生の方は過去問の四字熟語を確実に押さえておくことをお勧めします。

大問3:物語文

前半は確実に、後半は丁寧に

大問3は物語文です。
こちらも前半が具体的な部分の問題、後半が全体を読み取る抽象的な問題という構成です。

(4)は具体と抽象の真ん中のような、難易度の橋渡し問題のような構成になっていました。

(1)(2)確実に得点したい問題

(1)、(2)は確実に得点したい問題です。
文章の前後のヒントを丁寧に拾って、誤答の選択肢を確実に炙り出しましょう。

正解以外の選択肢の誤っている部分が全て明らかになっていれば、自信を持って正解を選べます。
消去法を丁寧に使うことが、ここでの得点の鍵です。

(3)言葉の意味と文脈

(3)の問題も、言葉の意味と文脈が丁寧に追えていれば確実に得点できる問題です。

(1)から(3)までは確実に得点を積んでおきたいセクションです。

国語の苦手・得意別の戦略

ここで、受験生の実力別に戦略をお伝えします。

国語が苦手な生徒へ

読解問題に関しては得点を最大化させるために、具体の問題の部分で全ての時間を使い切るのも一つの戦略です。
難しい問題に時間を取られすぎるより確実に解ける問題を丁寧に解き切ることが、得点の最大化につながります。

国語が得意、トップ校を目指している生徒へ

ここでのミスは致命的です。
一層丁寧に、かつ素早く解くことを意識してください。

具体の問題でのミスは、上位校との差がついてしまう原因になります。

(4)視野を広げる必要がある問題

(4)は少し視野を広げる必要があります。
文章全体まで俯瞰的に見る必要はありませんが、2つの段落とその前後全体の文脈を追えているかどうかが問われます。

この問題あたりから難易度が上がってくるので、自分の今の実力で解けるかどうかの見極めが重要になってきます。
時間配分を意識しながら解き進めることが大切です。

大問4:古文

大問4は古文でした。

(1)主語が同じものを選ぶ問題

(1)の「主語が同じもの」という問題は、少し意外だった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、主語の省略を追うことは古文の鉄則です。

ここが取れるかどうかは、以降の問題にも響きます。
古文の主語を追うことは、日頃の学習で意識していた生徒にとっては得点できた問題だったはずです。

(2)語彙の問題

(2)の語彙の問題は古文では頻出です。
古文単語をしっかりと覚えていた生徒には得点源になったでしょう。

(3)(4)現代文の技術を掛け合わせる

(3)の問題は現代文の具体の問題と同じ解き方で解ける問題、(4)は抽象の問題と同じ解き方の問題です。

こういったところでも現代文の読解テクニックを掛け合わせて解いていけた生徒は、比較的高得点を狙えたのではないかと思います。

古文は「特別なもの」として捉えるのではなく、現代文の読解技術を応用できる問題が多く含まれています。
この意識が、古文の得点力向上につながります。

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